結果だけじゃなくがんばった過程もほめよう!成果主義から抜け出す子育てのコツ

「100点とったね!」「1位になったね!」と、つい成果に目がいきがちな声かけ。しかし、結果ばかりをほめる子育ては子どものチャレンジ精神や自己肯定感を奪ってしまうこともあります。本当に大事にしたいのは、がんばった「過程」や「工夫」。
この記事では、グロースマインドセットを育む「過程重視の声かけ」のコツをご紹介します。

最初に「成果」を褒めても大丈夫!そのあとに「過程」をプラスするだけでも子どもの心は変わるよ!
もくじ
1.「すごいね」より「工夫したね」と伝える
結果を褒めるだけでは、成長につながりにくい
「すごい!」「えらい!」はうれしいけれど、それだけでは結果ありきの価値観が根づいてしまうことも。「どうやって考えたの?」「工夫が光ってたね」と、思考や努力に注目する声かけを意識してみましょう。
2.「がんばったね」の“中身”を具体的に
子どもは、自分のがんばりを理解してほしい
「がんばったね」だけではなく、「何をどうがんばったか」に触れることで、子ども自身の振り返りにもつながります。
例:「時間かけて丁寧に書いてたね」「あきらめずに挑戦してたね」など。
3. 結果が出なくても、過程を認める
「できた・できなかった」以外の価値を伝える
努力しても、うまくいかないことはあるもの。それでも「あなたの頑張りはちゃんと見てたよ」と伝えることで、挑戦し続ける勇気が育ちます。
4. 比較をやめて「その子自身」を見よう
「前より成長したね」が1番のごほうび
兄弟や友達と比べるのではなく、その子の成長にフォーカスすることが自己肯定感の土台になります。「昨日より集中できてたね」「前は泣いてたのに今日は言えたね」といった声かけを意識しましょう。
5. 失敗にも「チャレンジしたね」を
失敗を恐れず、やってみる姿勢を育てる
うまくいかなかったときこそ、過程を認めるチャンスです。「それでもやってみたのがすごいよ」「勇気出してえらかったね」など、挑戦したこと自体を讃えましょう。
6. 「どうしてそうしたの?」と問いかける
考える力と、自分を言葉にする力が育つ
子どもに「どうしてこの方法にしたの?」「どこが1番むずかしかった?」などと問いかけてみましょう。自分の思考や感情を言葉にする習慣が、主体的な学びにつながります。
7. 親も「うまくいかないこと」を話してみよう
完璧じゃない大人の姿も、子どもは見ている
「今日は失敗しちゃってね〜」など、親自身がうまくいかない経験をシェアすることも、子どもにとって大きな学びになります。「でもやってみてよかったな」と結ぶと、挑戦を肯定する価値観が伝わります。
努力を認める声かけが、未来をひらく
子どもの未来を育てるのは、毎日の小さな言葉。「何点とったか」より「どうがんばったか」に目を向けて、結果にとらわれない声かけを心がけてみてくださいね。
「僕の頑張りを見てくれてる」その実感が、子どもの背中をそっと押してくれます。