公文・習い事・学校での「できない」「もう無理だ」にママはどう向き合う?

子どもが「僕にはできない…」と立ち止まってしまったとき、親としてどう声をかけたらいいのか迷うこと、ありますよね。そこで、グロースマインドセットの考え方を取り入れると、そんな「できない」が「やってみよう」に変わるヒントがたくさん見えてきます。

この記事では、公文・習い事・学校など、日常の中で子どもがつまずいたときにママがどんなふうにサポートできるのかを具体的にご紹介します。

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こだちん

“変わる”ということは、習慣になるということなのかな?気になるね。

「できない」に直面したとき、子どもの心の中は?

子どもはその瞬間、なにを思っているのでしょうか?ひとつずつ見ていきましょう。

小さな挫折でも、子どもには大事件

大人にとっては「たいしたことない」ように思える失敗やつまずきでも、子どもにとっては「自分には無理かも」と感じる大きなきっかけになることがあります。宿題でなかなか丸がもらえない、学校のテストで間違えた、習い事で友達より遅れている…そんなとき、子どもの自己肯定感はグッと下がってしまいます。

「できない」と感じた瞬間が、グロースマインドセットのチャンス

実は、子どもが「できない」と思ったその瞬間こそ、グロースマインドセットを育てるチャンスです。「まだできないだけ」「練習すればできるようになる」と考えられるようになると、失敗を前向きに捉えられるようになります。
 

子どもがへこたれたときのサポート方法

子どもが自分で立ち上がるにはまだまだ難しいこともたくさんあります。そこで効果を発揮するのが、ママの声かけ!スモールステップでやっていきましょう。

1.「気持ちを受け止める」が最初のステップ

「なんでできないの!」ではなく、「悔しかったね」「難しかったね」とまずは共感の言葉を。気持ちをしっかり受け止めてもらうことで、子どもは心を開きやすくなります。

2.「プロセス」を具体的にほめる

結果ではなく、その途中の努力や工夫に注目しましょう。「ここ、昨日より速くなったね!」「前より丁寧に書けてるよ!」など、子ども自身が気づいていない変化を伝えるのがポイントです。

3.「まだできない」ことに希望を持たせる

「できないね」ではなく、「まだできないだけだよ」「やり方を変えたらどうかな?」といった前向きな言葉かけが、挑戦する気持ちを引き出します。
 

公文や習い事で使える!前向き声かけ例

公文で計算ミスが続いたとき

「間違えるってことは、ちゃんと挑戦してるってことだよ!見直しもがんばってるね」

習い事でうまくできずに落ち込んだとき

「前よりできることが増えてるよ!先生のアドバイス、覚えてたのすごいね」

学校でテストで思うような点が取れなかったとき

「どこが間違ってたか、一緒に見てみよう!次はどうすればいいか考えてみようか」
 

「できない」は、成長のスタートライン

「できない」は、子どもが伸びるための入口。大切なのは、そのときにどんな声をかけ、どんな気持ちで寄り添えるかです。子どもが「まだできない。でも、がんばってみよう」と思えるような関わりを、毎日の中で少しずつ増やしていけるといいですね。

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